頭文字・や


Bay Sunset / Katelyn Kenderdine

やがて月日が流れた果てに
宿はなくとも穏やかであれ
八重の潮路の水面に光るは
夜行の駅を生きたものたち

やけのやんぱち ひとりぼっちで
やたらめったら のんだくれくれ
やぶれかぶれの こぶしはあんがい
やんごとなきひの とをたたくだろう

やさしく在りたい 人で有りたい
約束はなく 今を覚えていさせてね
柔肌に願うよりもただ
八千代に唄を贈りたい

ヤカンがわめくって時代には 寸前まにあった同じ穴の狢だと
遣らずの雨に霞んでいった 生まれる前の恋にヤキモチを焼いた
屋根なら季節を奏でるトタンが好き リズは陽のあたる場所のが個人的には…
やれゴードンだのやれジャックだの 横文字はすぐにぼやけるジャン
野暮ったい風ややこしい雲 厄介なのはお互い様でしょう

やむにやまれぬあめがあり
やぼうもきぼうもなきがおのやみ
やっときっとのけっかはせつなく
やりきれないものだったとしても
やいばにならずになれずにいたい
やっぱりことばがだいすきだから

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