この青空に値打ちなんかない

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「この青空に値打ちなんかない」
詞・曲 okimura

世界が朝でも　世界が晴れでも
あの人が夜なら　この青空に値打ちなんかない

こらえた悔しさ引きずって
気づかないまま心は擦れる
気づいたところで慰めも
見つからないなら同じこと

それでもどうにか歩こうと
捨てられない靴抱きしめて
これよりすり減るくらいなら
裸足がマシだと背に負った

世界が朝でも　世界が晴れでも
あの人が夜なら　この青空に値打ちなんかない

汚れと呼ぶには不自然な
影が思い包む十方暮れ
傷と見るには浅くとも
痛みを嘘とは思えない

宛がないならせめてもの
果てを探した上り坂
柵で区切った気休めに
闇を夢見たわんざくれ

世界が朝でも　世界が晴れでも
あの人が夜なら　この青空に値打ちなんかない

遠い昔のことなのに
過去にならない錯覚で
扉を開けたい朝もある
問いかけ続けたい人もいる

心が重いその訳を
ずぶ濡れだからと気づくのは
時代が単位に変わるころ
やっと心は空を舞う

青空みたいな人だった
さしずめ私は　漂いちぎれる雲でいい
土に染み込み　姿を消して
泥になりうる　雨でいい

#dtm #mysong