舫いを解かれた船の迎えが
もうすぐそこまで波を寄せてる
燃える心の夜更けの脆さが
靄に守られ眠れるようにと
もうないはずの おもわぬけしき
もったいぶらずに みせてくれたね
もしやもちろん あせないふたりに
もらってばかりじゃ たいくつさ、ってね
もう一度コール・ミー あの日のバリトン
モカブラウンの髪をなびかせ
モダンスーツの胸のチーフに
モンロー・ウォークの踵で答える
モ・クシュラを背負ってる後ろ姿が美しいと思いませんか
問題作だって云うなら解き明かすついでに飲み明かそう
もっぱらモッキンバードを ガウンと同じ緑を言い訳に
木蓮の気配に気づかぬふりの根雪 どちらの味方もきっと嘘つきね
モロッコはマラケシュよりも タンジェに愛があったと留めたいわ
もどるもすすむも どうせよるなら
もはやしらない やみをゆきたい
もどかしいひが きょうをもたらし
もまれたせじょうも なつかしくなる
もったいないのは めをそらすこと
もったいないのは だしおしむこと