頭文字・た

旅と称した現実からの逃亡、と
たとえば”昔から雨が”降り注いでも
旅を続けてゆく明日は
たくさんの返せない恩のため
旅を続けていたいのは
助けたかった鳥のため
旅を続けてゆくわけは
たかが愛へと還るため

たったひとりのひとでいい
大切な思い出よいつまでも
たどり着いたらあなたを祝おう
立っていてよね大好きな背中

退屈しのぎをこじらせて
黄昏るそぶりも容易かろう
たなびく果ても出処も
たちまち御伽に仕立てるさ

タバコ燻らすステンドグラス
たぶんお店の外は雨ふり
たしかめる前に一杯如何
タカノシャトーで夜を刻んで

たゆたうゆうひのちへいせん
たわいもないけどまだゆける
ためらうよりもぶつかりたい
だちどまるよりもくだけたいのサ

散文 雑文

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