こどく

深い夜なんかより
朝のほうが
よっぽどずっと怖かった日々がある

冷たい雨よりも
始まりを告げる
のん気な朝日を恨んだ日々もあった

思い出したくない
忘れたくない
やぶれた手紙

ひとより笑える毎日なら
それが一番いいのだけれど
それが無理ならば
どうせならば
世界一泣いてやれと思った

孤独は夢の代償だと 思いたかっただけ


roses in the rain / kthypryn